2011年5月27日金曜日

たんぽぽ染め ‐きっと世界一のこの風景‐

とにかくこの5月は、村一面たんぽぽ色! ここ5日ほどでそれでも綿毛が目立ってきましたが、ついこの間までこんな風景でした。


去年は思わず体調不良でダウン、日本に一時帰国していた時期。

なので、今年のこの5月には人一倍嬉しさが込み上がってきます!きらきらしてるアルシュ村。


さて、そんなたんぽぽを鍋いっぱい摘んで・・ぐつぐつ煮るコト40分
今回はジルドゥスエジェと一緒に染めています。

かまどの火加減を見つつ、色々な話をしつつ、外の風を吸いつつ。

なんて幸せな時間・・。



このミョウバンは、首都のバザールで買いました。


これまでは、灰汁、石灰水など染めた後での媒染でしたが、このたんぽぽ染めの場合は、一回煮出した後その煮汁の中に小さじ3杯のミョウバンを鍋の中に入れて溶かしました。 紡いだ糸が完全にきれいになっていない状態の糸だったので、想像していたような真っ黄色にはなりませんでしたが、それでもちゃんと染まっています。初回まずはokとします。


明日は隣村で次回お祭り(昨年のAlysh祭りの第二回目)のミィーティング、よって明後日もう一回染めてみよう。



ちなみに、村では昔から「たんぽぽジャム」というのを家庭で作っています。

300個分のたんぽぽの黄色い部分を一晩水につけて汚れを落とし、その後煮出して、レモン汁を加え、砂糖で煮詰めるそうです。


きっと今後も私はこの季節、日本にいても、どこにいても、アルシュ村の一面のたんぽぽを毎年思い出すことと思います。心の中でずっと大事にしたい風景です。