2011年4月12日火曜日
真っ白はなちゃんの巣立ち
タローに四匹の子供が誕生してからこの一カ月、そのうちの二つの小さい命はこの世で生きてゆくだけの充分な力が足りず、一つは誕生間もなく、もう一つは四月に入ってすぐに空へ飛んでいったのでした。 子供の死を受け入れられずタローは冷たく固くなった子供の顔をずーとぺろぺろと舐めていました。二匹目が死んでしまった日の夜は、どこからか子ヤギの死体を運んできてそっと、自分の体に寄せて寝ているのです。 タローの、我が子に対する深い愛情と悲しみを見た気がしました。
残りの二匹には、雄「りき」、雌「はな」と名付け、二匹ともすくすく熊の子のように大きく育ってきました。今日の夕方まではなちゃんは、ちょこちょこ、ぽてぽて玄関の周りを飛び回っていました。
そしてPM7:00、いよいよはなちゃんの巣立ちの瞬間。近所の男の子が迎えに来たのです。そんな瞬間を察したのか今日は仕事を終えてからしばらーく、はなと遊んでいた私。