2010年5月30日日曜日

アルシュ村の「春」!-Joyful joyful!-

.26日に日本を発ってから、飛行機の乗り継ぎもよろしく、28日夕方には日に映える天山山脈を眺めている自分がいました。

うわぁぁぁ・・!!

とにかく、村は「春一色」。5月という月の威力を感じるほど
村は全く違う姿に変身していたのでした。山は緑、青空、花々、輝く木々。

それだけで胸躍るような気持ち、さらに一カ月ぶりの村の人々との再会に温かい気持ちになりました。

I came back to the village, where I can feel the new lives, the new wind. Spring has come and it's just so beautiful. I was excited to see my friends again too.

こんなに「みどり」が嬉しいなんて、綺麗なんて。

みどり、という名前をつけた親の気持ちがよく分かる!風に揺れる、ポプラ(?)の木々。真っ青な空との見事なタッチ。I think it must be one of the best times in the year. Blue sky and these trees are perfect.

一カ月の日本滞在が、つい先日まで甲府の街中を自転車に乗りまわっていたことがやっぱり「夢」だったんじゃないかと思ってしまう。
二年間というキルギスの日常の中、ぽっかりと切り取られたような日本での日々。
おーいナルギーザエジェー!!!
来た来た、近所のチビちゃん達二人が遠くから走ってきた。大きなハグ、相変わらず土臭いこんなチビちゃん達が可愛くてたまらない!!
「カクム」とはキルギス語で「たんぽぽ」の意味。
もちろん日本にも、春にはお決まりで見かけるたんぽぽ。
しかし、アルシュ村では「たんぽぽ畑」なのだ。・・一面のたんぽぽ!
このたんぽぽの花を300個むしって、花の部分を良く煮出し、煮出した液に1ℓのお砂糖を入れ、さらに良く煮出し「たんぽぽ蜂蜜」を作るのだそう。
30日、日曜日。
ナリン市に新しく赴任してきた隊員Bちゃんに会いに。
まずは、甲府のおじいちゃん・おばあちゃんに電話を。
「無事に着いてるよー!」
「おじいちゃん達も頑張るから、あんたも頑張れし」
そして出産間近の姉にも。
「まだ生まれないのよー!家の中雑巾がけしながら、まだかまだか・・って動いてるんだけど。」
そんな姉の家の中はピッカピカだそう。笑そして、公園で遊んできたという姪っこみゆともお話した。
やばい、さっそくホームシックになりそう。すべり台のてっぺんで空を見つめ、突然こう聞いたらしい。
「なーたんは?」
お母さんは驚いて
「なーちゃんね、お仕事で遠い所へ行っちゃったねぇ」と。
すると
「ちゃみちいねぇ」
って・・!!(;_;) ・・泣ける。
ちゃみちい、と言ってくれる人がいる事。
それでも、今は私の全ての色々な想いや気持ちを「前」にだけ持っていきたいと思っている。
ある友達が
なぎさの今の闘いの場所はキルギスだよ、と言ってくれたように
そう、闘いの場所かもしれない。
そして最高の喜びとドキドキをくれる場所だと思う。
無理・無茶はせずに、頑張りすぎずに、前にゆっくり進みます。
金曜日は、外の作業小屋をほうきで掃いて、床を拭きました。
冬の間家の中だった「仕事」が小屋に移って、気分の一新!

明日はまた新しい一週間の幕開けです。
Have a wonderful week.!

2010年5月26日水曜日

再出発の朝

再び、いってきます!

キルギスもきっと眩しいほどに新緑が輝いていること

その新緑の中に笑顔で、飛び込みたいと思います!

再び背中を押してくれた皆さんに
心からの感謝の気持ちをこめて。

5月26日 朝9:43 自宅にて

2010年5月20日木曜日

日本滞在・② -Yamanashi-

大きくなるにつれて、住み慣れた山梨の新たな魅力を次々に発見、そこでの新たな出会いに感激しています。

気づいた頃にはその中に可能性というドキドキと、この土地への愛を胸の中にほくほくと感じるようになりました。

そんな山梨の・甲府の大好きな場所やお店を紹介したいと思います

●お惣菜屋「いそべ」●

外国に暮らして、どんな日本食が恋しいかと尋ねられるときに
「白和え」「こんぶの佃煮」「卯の花」!!

と答える私はお寿司より、すき焼きより、何よりおかずが好きです。
そしてこの、お惣菜屋さん「いそべ」が大好きです。

元気なおばちゃん二人がいつも温かく迎えてくれます。

おばちゃん達、いつまでも元気でいてね
はんぺんコロッケ、おにぎり、味付け玉子、きんぴらごぼう、ポテトサラダ・・

ポカ ポカ ごはん ♪ ●八百六●

近年通い続けている甲府市は銀座通りを過ぎた辺りにある、緑色の屋根の八百屋さん
ここの「ぬか漬け」は文句なしの日本一でしょう

きゅうり二本、大根一枚、ニンジン二枚が入って100円。↓
ビールに合うったらないわ ●農カフェhakari●

市内でなく、気になるお店は少し離れた市外の、分かりづらい場所にオープンしたカフェや雑貨屋さんが最近、注目を浴びるようになってきているようですね

この日は、ぶどう畑のど真ん中にある「農カフェ」へ。

ふむふむぅ~ 農家のお友達の家でも遊びにきたようなそんな感じ
ご覧、窓からの景色を。このぶどう畑を
このプレートにスープが付いて1200円!

見た目よりもボリューミーで胃も満足気でした。玄米ご飯って、ほんとうに美味しい

●茶摘み・そして運命的出会い●

話題(らしい)の「龍馬伝」の中で吉田東洋役、そして多々様々な舞台で舞踏家としてふつふつ活躍中の田中みんさんの茶畑へ。

桃花村、という場所でみんさんは農業をしながら、踊りながら暮らしているのです。

日本一のchiaを湯のみで出す、日本一小屋な大好きな雑貨屋さん
「わじあじあ」のお二人のお誘いを受け、みんさん's茶畑へ。


夏も近づく八十八屋ぁ~あ よいよい♪
そんな優雅な歌は始まりの15分


その後は
参加者全員「今日中に35kg収穫!」の目標の為だけに、目の前の新茶をひたすら

摘む、摘む!ひたすら摘む、そしてまた摘む。

もう 途中からは 新芽しか目に映らない。他には何も映らない。新芽しか見えない

この日はわじあじあの二人と、カンパラ食堂という日本一の食堂のNさんと行って来ました。

そしてもう一人、今回の帰国の中で衝撃的出会いをさせてくれた53235ちゃん、ことふみちゃんとの出会い。ついに彼女に出会ってしまった。

お互いに、互いの名前は聞いていただけ・・「会ってみるべきだよ」何十回も耳にして、その夢がこの茶摘みという場所で叶ったのでしたー ぱちぱちぱち!

共通項は「織物」・&彼女もどうやらJICA協力隊で美術隊員として中米ベリーズへ派遣が決まっているらしい。

彼女は、私のおばあちゃんも通う五味醤油店の真ん中の子

天性の才能に、琉球という色が加わりなんとも良い色に染まっている

初対面、まるで同じ棚に並べられた瞬間から共鳴し合う骨董の皿のよう!息をすることも忘れて話を、質問を投げつけあう車中。

彼女はこんなに素敵なイベントを、リードしています。スゴイ。です

私も是非、この記念すべき「こうふのまちの芸術祭-第一回目-」の誕生に立会いたい。今は、キルギスから私たちの布を送り、道に、アーケード下に飾ってもらう、そのことで少しでも役に立ったら、と思っています。

ついてゆくわ ふみちゃん。

http://y-a-t.net/ ( Yamanashi Art Tree)

こうふのまちの芸術祭2010~だれかの日常はべつのだれかの奇跡~

The Art Festival in Kofu 2010-Someone's daily life is another's miracle-

I met this lady who's doing such a interesting activities here and there. She graduated Ryukyu(Okinawa) Art university for textile, she weaves a beautiful tapestries. In September, she's plannning to this Art festival in Yamanashi, Kofu. If you're interested in, please check the HP. It should be a great, interesting one. I feel the new wind is blowing to Kofu. I would love to join this too but I'm leaving Kyrgyzstan soon so, I will send our tapestries from KZ.

そんな運命的な出会いをした茶摘みで、体も心もハイな状態に。

夕方には腰が悲鳴をあげ、ふみちゃんとの出会いに心も喜びの雄叫びをあげ。落ち着くのにだいぶ時間のかかった一日でした。


●持ち上げちゃう●

こんなキモチ
一緒におばあちゃんになる日のその日々を夢見て、共に歩む事を約束しているRさん・撮影。
Rさんもまた仕事で、中米に飛び立ちます。
モンゴル至宝展のまさかの閉館を受け、やりきれない気持ちを「わじあじあ」で癒し、その後は絶叫カラオケにぶつけ歌いきりましたね。
私たちは一生笑いを求めましょう
そしてほら、まわりにはこんなに面白い人たちがたくさんいます。
愛する山梨に力強い風を。
I know it's going to be alot of fun in Yamanashi from now on.

2010年5月19日水曜日

日本滞在・① -I'm in Japan-

Hello Japan!

思いがけず、胃の痛みが再発したのが4月の終わり。
いろいろ、ありました。悔しい思いも、自分の中での決断も、色々。

それでも日本で検査を強く望んだ私自身が、予想外の「一時帰国」をしたのが4/30.
I didn' t expect it at all but, for many reasons especially for my health problem, I decided to have seen the doctor in Japan. 30st in April I came back to Japan.

新緑輝く、若芽が風に揺れる頃

まさかの、山梨の匂い。
まさかの、甲府の風!
I think it was the best time in Yamanashi as you know.



はしゃぐ私と、とても大人びた甥と姪。Surpriseで会ったその2,3秒後に・・

「なーたぁん!」と覚えていてくれたこの子達に、うるっときたのは
やっぱり年のせいでしょうか。

ココロが癒されてゆく
I was just in happy to see these little angels.この子達に もうすぐ、三番目の妹がやって来ます。
They'll have a small sister soon. Are you ready guys?


*ドライブうきうき編*

増穂町という、その名も素敵なこの町に、こんなに素敵な「パン屋」さんがあるのです。
念願!アデムク亭!

M子と、二人。ドライブ日和。

ラーメン屋さんに吸い込まれるようにして入った私たち!
久しぶりのラーメンに目はハートマーク♪るんるんと食べ尽くしたのは良いものの
その後の胃の痛みに、ごめん。胃。
ラーメンとはあまり消化の良い食べ物ではないようですね。
With my best friend, we went to our favorite bakary in Masuho town. And after that we had a great time in Ramen restaurant. Although I got a stomachache again but that's nothing.

富士山!!
どこから見ても、富士山はいつも静かに佇み、何も言わず空に背伸び
Mt.Fuji.
*ギャラリー「韓han」*

憧れのデザイナーmon sakataさんの衣服展へ。古民家ギャラリーの中に、贅沢に並べられるmon sakataさんの服たち。
ここまで、このたった一人の人間に感動を与えられる仕事をするって、すごい!
ギャラリーの裏庭には、謎の壷たち。どうですか、この貫禄を!
可愛い、まん丸の壷たちよ
*明野古民家カフェ編*じゃじゃーん!

この場所も念願でありました。明野(たぶん)にある古民家喫茶「くじら雲」
うわさの通り。いいカフェでしたよー素敵でしたよー

今回の「思いがけず一時帰国」で何十回も感じたこと


あぁ。。。日本。良きかな、温かきかな我が祖国


この場所でも強く感じました。
M子との、穏やかで笑いの絶えない、幸せなお茶の時間。
果たしてこれは、もしやの夢なのか?
アルシュ村で寝ている時に頭の中でポップアップ出てくる、そんなような夢?

左側に見える白い隠れ扉から奥には、お手洗いが隠れていました。
分かるでしょうか~
古民家喫茶の目の前は古い古い神社、静かな農道、隣に佇む大きな米蔵
こんな何気ない人々の暮らしが今の私には非日常的であり、発見のようでもある。
*東京編!ルーシー・リー陶芸展@新国立美術館*
胃は確かに痛かった、それなりの病名らしきもついた。
でも、現実は現実。
その現実を受け止めて重たく動かなくなるのも自分
それを受け止めて軽やかに楽しむも自分!!
私は堂々と後者を選ぶ人でありたい、常に。
久しぶりのTOKYO、しかもROPPONGI! わぉ!
オーストリアとロンドンで20世紀の陶芸をリードすてきたという、粋な女性陶芸家”ルーシーリー展”へ。
陶芸一本に生きた彼女の人生は、しなやかで、強い。
華の都大東京についていけるのか自信はなく、おじおじしましたが、
それでも木陰を見つけたり、椅子に座ってみたり、大好きなM&Kと西荻窪の屋台に寄ってみたり。
予想以上にリフレッシュな東京への小旅行でした ◎まる。
必ず、また七輪で秋刀魚を焼きましょう。
来年の秋には必ず。
「日本滞在 その②」のupも、乞うご期待!