2011年3月17日木曜日

祖国を想う

普段の何気ない生活に突然聞かされた、日本の最大規模の地震、津波、そして原発の爆発。 村の人々も会う度に、家族はどうしているのか、皆無事か聞いてくる。
山梨は震度5の揺れ、地震後の市内での混乱は見られるものの、家族、親戚、友人は無事であった。

それでも、ロシアのTV局から流される信じがたい映像に、そして日々増えてゆく死者・行方不明者の数に、被災された人々。胸が痛い。

JICA本部からは、日本一時帰国が認められ、きっと任期短縮を考えたり、今すぐ日本へ帰る協力隊員も多いのではないかと思う。
キルギスのTVからも、日本への支援金を募る(日本赤十字)。

多くの、一瞬にして亡くなった命、苦しみ亡くなった命、心からのご冥福をお祈りします。
残された遺族の方々、心の傷が少しずつ癒えますよう、そして被害に遭われた町、村、これからの復興が一日も早くすすみますよう、お祈りしています。

被災地からは遠かった場所でも、経済危機に陥りこれから日本は、一致団結してこの事態を乗り越えていかなくてはならないと思います。技術や、お金が必要なのはもちろんのこと、その前に何が一番必要とされているのか。一人一人の人が、心で、気持ちで繋がり手を取り、力や知恵を出し合うことなんだと思います。

我が家、タローの最後の子供たち。
タローの連れは、先月誰かに銃で撃たれて亡くなりました。

白と黒の犬でした。撃たれたと聞いた時、ものすごく悲しくて、じゃがいも畑をいつも二人で寄り添っていたタローとオス犬の姿を思い浮かべては、彼の死を知っているのか知らないのかタローを想い、悲しかったです。
それでも、この四匹の小さな命を神様は残してくれました。今朝やっと、小指の爪くらいの眼が開いて、きょろきょろ辺りを見回しています。
タロー、悲しみを乗り越えて生きていこうね。