2011年8月16日火曜日

お祭りまで後4日

忙しい毎日です、朝が来たと思ったらもう夜が来ています。
ナリン・ウントゥマック祭り8月20日AM11:00、開幕まで残り少しです。

ここ最近は、
私の担当であるクラフト部門参加のおばちゃん達の家々を回って
どんなものを作っているか、ちゃんとモチベーションが持続しているか(直前になって「やっぱり忙しくなっちゃって参加できない」なんて簡単に言ってしまうキルギス人です)などを、チェックして回っていました。
日々、喜ばされたりショックを受けさせられたり、期待してわくわくしたり、予期せぬ事にがっかりしたり、私の心は、今が一番タフに活動している時期ではないかと思っています。

先日ケゲシュ村で、可愛らしい座布団を作って参加するはずだったおばあちゃんは、その日朝からお酒の匂い 涙。
全然話にならず、もちろん作品もほとんどなし‐ 残念だけど一人の人に留まっている時間もないので次の家々へ。はぁ残念。

今日は、ナリン市からバスで村に帰って来ようとした時、村のサイラエジェが
「ナルギーザ、靴下を20足編んだから私もお祭りに持っていこうと思うの」と突然、予想していなかった展開!一応参加者は人数分決まっていたけれど、こうして積極的に申し出る人を断れるはずもなく、
「それじゃぁ靴下を一度見せて下さい、それから細かい事話し合いましょ」と私。

夕方、エジェが持ってきた靴下達の、それはそれは可愛らしいこと!
グレイと紺色が主な、雑誌にでも出てきそうなシックでお洒落な靴下。
一目で気に入って、気付いたら私の方から参加をお願いしていました。

そして近所のNエジェはジャム作りの名人、私は特に彼女のレモンのジャムが大好きで、前からずっとジャムを是非お祭りに、と言っていたのですがNエジェはなかなか乗り気ではない・・。
なので、ここは私も行動で説得しようと、ジャム用の小瓶をせっせとナリン組の協力を得て集め、今日渡しに行きました。
「どうしてもレモンジャムを出店しろ、ってゆうのねナルギーザ!」と。笑
暑い夏に爽やかなレモンのジャム、きっと大盛況だと私は信じてるのよ。

ナリン市内からはシュルダック(キルギス伝統フェルト絨毯)を持って参加するズーラエジェのお宅に言って来ましたが、彼女のシュルダックはとても丁寧で、感激しました。
さすが市内CBT(旅行information center)に納品しているだけある。フェルトも、家畜の質の良さで有名なアトバシ市まで買い付けに行くとのこと。
羊と、子羊の毛を混ぜて作られたフェルトの質が本当に良くて驚きました。
ズーラエジェの緑いっぱいのお庭で、色彩々のシュルダックに囲まれて、クラフトの話に花が咲いて、穏やかで幸せなひと時でした。

今年は、多くの人々が準備段階から参加してくれていて、お祭り自体の規模も昨年の三倍、関わっている人も三倍です。その分もちろん問題もたくさん。

特に、いつも最後の最後まで信頼できる我が家のGエジェ、何かにつけて頼りになる近所のアマン、この有力な二人の助っ人が体の故障で、首都に行ってしまっています。帰ってくるのもお祭りの2日前とか。

こんな時に、大事なカメラも取られて失くしてしまうし、近くで支えてくれていた二人はいないし、がっかりやショックもありますが、今は目の前の仕事を終えて、前に前に進む時間しかなさそうです。

それでも、今年はナリンJOCV仲間、一層たくましくなってきたSAORIのメンバーに助けてもらいながらら、お祭りの準備の為に日々費やしています。本当に感謝です。

アルシュ村の真ん丸い月が、眩しくて部屋の中まで明るいそんな夜。
おやすみなさい