2011年1月28日金曜日

日常の風景 ‐作業場‐

朝9:00起床
ゆっくり朝食とコーヒーを頂きまして作業場に向かいます。
外は-20℃、寒い、寒い、うー・・寒い!!

10:00-12:00午前の部
12:00-13:00お昼
13:00-18:00午後の部

夕方、仕事を終えた女性たちは18:00に全員帰宅。

働き者の彼女たちは、そしてときに呑気な彼女たちにはこういった予定表が必要です。先月皆で決めた時間表をもとに、予定通りに働くことを今のうちから習慣づけていきたいと思います。 夕方少し仕事が残っていた私は、なんとなく普段の作業場をぐるりと見渡してみました。大好きな織物に囲まれて今は、こうして一日が終わっていくんだなぁ、と。 スンバット作 ジルドゥスエジェ作 クンドゥスエジェ作 グルバーラエジェ作 アイムエジェ縫製

こんな当たり前の風景が、今日はなんだかとても愛おしく思えたのでした。◎完

2011年1月26日水曜日

久しぶりの村の冷たい温かい空気

15日ぶりのアルシュ村、とにかく空気がうすい、そして冷たい。

休養、そして楽しかったBKでの日々から離れこうして静かな自分の部屋で夜を過ごしております。
自分の部屋の、自分の布団で眠ることの安心感‐。

久しぶりの作業場、私が留守していた間に女性たちは着々と注文の品々を織り、縫い、個数を数え、箱に入れる作業までしていました。そんな、当たり前の光景に今日は満たされて幸せでした。

複雑なことは何にもせずこうして、村でSAORIの女性たちとおしゃべりしながら毎日ずっと商品を作っていたい。なぁ~ 裏山の景色。白一色、青い空はどこまでも冷たく澄んでいる
我が家の弟ベックヌル、羊の頭をせっせと洗います。
●BK回想編●
キルギス在住邦人から成る、「日本人会」恒例行事のボウリング大会がありました。
昨年度実は優勝(!?)の私は会長にトロフィーを返還。
今年は秘かに165の自己記録更新を狙いましたが、結果は139・・。昨年より下がる。
そしてなんと連続4本ストライク!を出した新隊員のBちゃんに優勝を持っていかれ、世代交代の波を肌で感じたのでした。笑
狙っていた賞品の芋焼酎「黒霧島」も男子1位のS隊員に取られたあの瞬間は・・あーだめー!!それは、私が狙っている焼酎・・> <と叫びたい気持ちを必死で隠す。
あぁ~なんて良い思い出よ。夜は夜更けまでカラオケで唄い、踊り、騒ぎ、笑い、スカっと気分爽快! ●女性一人一人を首都へ●
今、SAORIジャーマットではこれを毎月実行しています。
私が9月に去った後、彼女たちは文字通り「自立」の道をたどらなくてはなりません。
その為の、納品・材料調達の練習として、昨年11月から毎月一人を村から首都へ。
今月アイムエジェは4人目。
首都の有名なお土産屋さんを見て、デザインや縫製の参考に。
そして今回は一台新しい手回しミシンも購入しました。 セカンドハンドですが、しっかり動きます。1800ソム=3400円くらいかな
頑張ってちょうだい、ミシンさん。
3月中旬まで、今回は「300個」のペンケースの大量注文がJICAから入りました。
また明日も、目が覚めて気持ちまっすぐ仕事に向かいたいと思います!
おやすみなさい。

2011年1月18日火曜日

私の実年齢?

日本から半年かかって海を超え山を超え、大切な人から荷物が届いた。
こうして日本から届く小包には美味しい物がいっぱい、夢いっぱい、ありがとうがいっぱいです。
他の隊員にも色々届く・・。なんとなく皆のはチョコレート、日本で流行りの雑誌とか。

ところが私といったら、例えば今回は・・
・煮干し、乾燥昆布、ひじき、十六穀米、山梨新米、日本製ペン、甲府の老舗珈琲屋「徽典館」の豆。
おばあちゃんですかね、私は。

昔、我が家で持ち寄りランチをした時‐
7才年上の姉はキッシュを、私は当時24才、「秋刀魚のぴり辛炒め」を意気揚々とこしらえまして、姉に「今から24才の女の子が作ったとは思えない料理が運ばれてきまーす」なんて言われました。笑
姉は昔からクッキー、メレンゲ、ケーキなどオシャレな料理を作っていました。
私だってある意味、オシャレじゃないですか~!
I love 和食、I love昔の味です。

2011年1月11日火曜日

The Rose

Some say love it is a river
That drowns the tender reed
Some say love it is a razor
That leaves your soul to bleed

Some say love it is a hunger
An endless, aching need
I say love it is a flower, and you it's only seed.

It's the heart afraid of breaking
That never learns to dance
It's the dream afraid of waking that never takes the chance

It's the one who won't be taken
who cannot seem to give
And the soul afraid of dying that never learns to live

When the night has been to lonely
and the road has been to long
And you think the love is only for the lucky and the strong

Just remember in the winter
Far beneath the bitter snow
Lies the seed that with the sun's love
In the spring, becomes the rose

大好きな曲をもう一度口ずさんでいます。

あの時K子さんと一緒に夢の共演で弾いたこの曲を
今度は歌で披露することができそうです。

Janis Joplinを想い、K子さんを想い、小さな南平の部屋を想い、あの頃の日々を想い、いつも心にくるこの曲、和製Roseである。I miss you.

2011年1月7日金曜日

新年明けましておめでとうございます。

2011年、うさぎ年。
今年が皆さまにとって健康で、喜びの多い年になりますようにお祈り申し上げます。

●&大晦日●
お友達Aさんのお家のデコレイション!
ノルウェー置き人形とシナモンキャンドル。素敵ぃー

このクリスマスツリーは(キルギスではツリーはロシア正教会のクリスマス1/7だったかな?までずっと飾ってあります。今でもTVからはクリスマスソングが流れ、サンタさんも元気です)ビシュケク市近郊で買ったそう。生モミの木です。

下の陶器はビシュケク市在住の作陶家の方から買ったそう。とても良い

●外の様子●
大晦日のセンター街、歴史博物館の前の大きなツリー、キルギス国旗、そして周辺に群がる人々!
グレイの空が寒さをよけいに引き立てます。

足早に通りすぎてゆく首都の人々‐。

そんな風景と化した人々のうちの一人になる私。

●日本センターでの紅白歌合戦、Y子さんのTV観賞●

久しぶりの紅白歌合戦に興奮、何年ぶりだろうー?

ゲゲゲの鬼太郎、桑田圭祐復活にわくわくし、司会の松下奈緒の美しさとピアノにうっとりし、今年話題だという「トイレの神様」に涙し、さらに先日日本で放映された「こんなところに日本人」のY子さんの番組を見て最後の手紙に号泣し、大変。


とにかく『日本』な年越しをしました!
えぇ、年越しそばも、炊き合わせも、お豆も、紅白なますも頂きました。

来年は甲府の善光寺に除夜の鐘をつきに行きます、餅もつくそうです。
センターからの帰り道、紅白歌合戦に感化され唄いたい欲求が止まらずこれまた大変!

日本の歌を歌いながら、ほろ酔い気分で街中を闊歩する
セピアな街頭に照らされた真っ白い木々が良いでしょう?

今~ 空を舞う 粉雪を集めよう~
もう一度 少しずつ 少しずつ~ ♪
とにかく唄いたい欲がどうしよう止まらない・・!
しかしここはキルギス、4月には悲惨な暴動も起きたビシュケクである。
自粛しようと、唄いに行っちゃいたい気持ちを呑みこみ再びAさんの家へ。
零時にはあちらこちらから花火が上がる上がる!!
Aさん宅の窓から大はしゃぎする隊員達
今年の「漢字」をそれぞれ書いて発表会!
●お正月の味●
翌朝、やっぱり少しだけ新鮮な気持ちで目が覚めた。
元旦ってなんか好き。静かなところが好き。
Aさんのお雑煮は九州久留米風!
出汁としてスルメの足が入っています。・・おいしい。なんて美味しい(;_;)
皆様、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
うさぎは穏やかで優しい、と。そして跳ねながら幸福をもたらす動物だと。
1月5日からSAORIの仕事もまた、始まりました。
今もたくさんの人々からの注文の制作に追われ、今年の目標を決め、私がいなくなってからの仕事のやり方を決め、・・今月の仕事ももりだくさん。
気分新たに今年もアルシュ村とSAORIを信じ、愛し、期待していきたいと思います。
今さっき近所の家で生まれた子羊!
新しい生命、新しい年、前向きにいきましょう。
Good night.