2012年1月29日日曜日

美術館での展示

1月29日 寒い寒い甲府です。
キルギス国際作家交流展は一昨日無事幕を閉じ、私の生活も、また元通りになっています。

はい、すみません。
なかなか時間が取れずblog更新が今日になりました


27日Rahat baikeとAlmagyl ejeを成田空港まで、真っ青な空に飛行機が消えるまで見送ってきました。怒涛の3週間、たくさんの新しい出会い、発見、苦労、驚き、喜び、感動をもらって、今はその日々を静かに振り返っています。


二人が日本にいた風景、甲府を歩き、時には走り回った光景を脳裏からまた呼び起こし、その日々を辿っていきたいと思います。



● 1/11-17日 山梨県立美術館での展示●



展示前日が大忙し。



来日早々、美術館での展示の準備。色々と物珍しい物もあるだろうに、観光もしたいだろうに・・行く場所といったら絵のフレーム用、木枠作りの為にホームセンター、美術館会場下見ばかり まじめなRahat baikeは、自分とAlmagyl ejeの作品に合う木材を真剣に選んでいます。この時Almagyl ejeはるんるん気分でホームセンター内を物色中、どっかにいっちゃって彼女を探す探す!笑



AIRYこちらでは、スタッフがとにかくたくさんキルギスから運ばれてきた作品の木枠作り



現在AIRY滞在中のオーストラリア版画家Kateは、布を縫い合わせ大先生、と勝手に呼ばせて頂いている看板屋さんのこの方は、夜遅いのも寒いのも構わずに、14日ライブパフォーマンスに向けての巨大キャンパス用木枠作成中。言葉が通じ合わないのに、職人の技は国境を超える。この時から、TさんとRahat baikeとの間には何か、固い信頼関係と友情が芽生え、今回のgreat supportのMVPは、Tさんに!私が勝手に送ります。



このAIRYでの作業の後 私は夜更けまで自分の作品の完成を。涙



眠い、でも明日の朝の搬入には間に合わせなくては・・・。出来あがって実家から家に作品を持ち帰ったのは1:00も過ぎ。こういう時には、睡眠は長さではありません質です。深く寝ます



翌朝、早くから会場入りして大きく息を吸って、それぞれが各自の作品展示にとりかかります



Almagyl ejeの大きな絵は、こうして並べると小さい幼稚園児が整列しているよう♪




いつも協力な存在、理解者、甲府の芸術家Tさんも



神奈川在住のHさんは、中東の旅人。見て感じた風景を、衣装にして生きている方です。



夢を見ているような、シルクロードに魅せられたHさんの衣装がものすごく良い!



昨年、単独AIRY、キルギスの若手作家Nurdinの作品Rahat baikeも、受付のお手伝いのYさんも、せっせと壁に作品をもちろんT大先生もいらっしゃいました。



皆が総出で会場設営です。
わくわく・・少しずつ雰囲気を醸し出してくる展示室A寝不足気味をなんとか笑顔に変えて!



私の作品「シュルダック 白と黒」も壁に背筋を伸ばしていますこちらはちょっとした紹介展示



キルギス出発前に、当時シチリア島にいた大学時代の友人Cが贈ってくれた写真集



そして日本とキルギス、それぞれの糸紡ぎ。



二つは、アルシュ村の羊の毛でしっかりと結ばれております。SAORI 10枚のタペストリーは、もちろん村の女性たちの作品達。2010年、第一回目のAsian reunion in Silkroadの時に初お披露目、その後2011年甲府の町の芸術祭では、春日通りに飾ってもらいました。この10枚はきっと一生一緒です。大事な、私の仲間です。



こちらは、勝沼で彫刻家をしているMさんの「西洋と東洋」



奥の大きな写真は、今回展覧会実行委員長のSさんの作品です。BK暴動の傷跡を「破壊」と、BK公園内ののどかな一枚を「日常」と。







Rahat baikeの「革命の波 -津波-」はやはり迫力がありまくりです



翌日は、画材屋さんにパフォーマンス用のアクリル絵具を買いに。



ちょうど始まった、Kateの個展@Bar slow(甲府 ~2/5まで開催中)に帰り寄りました。



静かに、時に激しく、忍耐強く、作品を作り生きてゆく人たちは、心の中に、純粋な石のようなものがあると思うのです。そのままの形で、磨けばピカピカに輝くような原石を。



Rahat baike, Almagyl ejeとほとんど毎日を一緒に過ごして、うまく言葉で言い表せないけれど、直感でそう感じました。






Kateの作品「雑草」にも、同じようなものを感じました。
さていよいよ、次回の投稿は目玉イベントとなった14日のライブパフォーマンス