2014年5月24日土曜日

キルギス風大宴会in Boz yi


 その日は朝からそれぞれに準備、準備。
男は羊をと殺、そして、毛ごと丸焼き、解体します。

ちなみに選ばれし羊をと殺する時には、必ず家にいる人たちを集め、全員で手を顔の前に(小指と小指を合わせます)合わせ「オーミン」と祈ります。目の前の命を頂く時の、感謝の祈りです。
 女は内蔵の処理、きれいにきれいに。何も残さず
慣れたてつきで洗っていきます

私「内蔵の処理ができない、町から来たお嫁さんはどうするの?」
女性「良い姑だったら一から教えてくれるわよ、厳しい姑だったらそりゃ大変よ、あははは」
シャシリク(串焼き肉BBQ)の仕込みは男性がするもの、とこの時に初めて知りました、下ごしらえお肉を柔らかくするためにキウイフルーツを潰していれます。
ボルソックの揚がってゆく香りに酔いしれ
トゥンドゥックからの木漏れ日に気持ちが落ち着き
色とりどりのごちそうに心躍る



ありがたい、こんな総動員のおもてなし

 随所随所で、トス(乾杯時の音頭・with 祝辞)
夫は言葉が通じず、しかし男性の輪に連れ去られ一人困る 笑
カラフルなボズウイ内装に、カラフルな女性達
 この日は仕事や家事も、一瞬だけそんな事をわすれよう

 歌って踊っての宴会は夜まで続いたのでした
下写真・妹(右より三人目)
キルギス語分からないはずよね・・?なぜかとても愉快に一緒に歌っている
この歓迎を受け、その後も近所でのお茶に食事に招かれ、感極まって涙を流した、その妹が言った言葉が印象深い

「キルギスの人たちのお客さんをもてなす気持ちは、個人ができる、思いやりとかのレベルを超えてるね。日本のお・も・て・な・し、どころの騒ぎじゃないね」

「お客さんが幸福を運んでくる」
「足跡の数が、多ければ多いほどその家は幸せになる」

古くからキルギスに伝わるその精神に再び触れて、また新鮮な気持ちになった

皆、ありがとう
本当にありがとう