2009年10月7日水曜日

アルシュ村 -Alysh villege-

私が2年間、暮らすことになるナリン州アルシュ村とは、羊、馬、牛がいっぱいの本当に本当に美しい村でした!
電気は不安定、水は井戸水、ガスなし、家の中の暖房は11月からペチカと呼ばれるストーブで暖をとる、もちろん不便はあると思うけれど、私は好きです。気に入りました。

Here are the pictures of my village, Alysh. Lots of sheep, horses, and cows and it was just so beautiful place. Of course things are not convinient but I loved it so much.

まず第一枚目は、村の朝焼け。外にあるトイレに行った時に思わず撮りました。本当にキレイ。
Sunset from the village. I woke up and went to the toilet outside, and I took this one. So beautiful.
ナリンに向かう道、車に揺られいつものように爆睡、そして目が覚めたらこんな景色でした!
I was sleeping in the car, as usual and when I woke up I saw this senary.
今でも、夏~秋にかけてはボズウイと呼ばれるこの白いテントの中で暮らす人もいます。
Still now, some people live in this type of tent during summer, it's called Boz ui.

この道がナリンへ続いてるんだなぁ、というわくわくした気持ち。
This road leads me to Naryn, I was excited.
このキャニオンを超えると、ナリン市でした。アルシュ村はナリン市から20分くらい。
Going over this canyon, it gets to Naryn city. Alysh village is about 20minutes from the city.
家の前の道!広い!車より、動物の通る方が多かった気がする。笑
This is the street in front of my house.
前任の先輩の送別会と私の歓迎会を兼ねて豪華な夕飯。お祝いの時には羊を一頭、と殺して振る舞うそうです。見たことのない形の部分がたくさん出てきました!まわりの揚げパンは、ボルサックというもの。やはりお祝いの時に出ます。

We had a big dinner that night. When people celebrate, one big sheep got killed and served for everyone. I saw many parts that I had never seen. Flied bread "Bol sak"are also served at the party.

2年間、お世話になります。左からお父さん、お母さん、前任の先輩、私。

お父さんは農家?木でも色々作っちゃうそうです。お母さんはキルギス語の先生、午前中だけ勤務、午後からは織りグループの副リーダーとして一緒に作業します。

They are my host parents. Host father is a farmer who makes everything with woods, mom is a teacher and she joins the weaving atctivities too.

小屋。前に読んだ「小屋のひとりごと」という本が私は好き。こちらも何か言いたげな小屋です。
I love this type of small hut. It seems that it wants to say something.


私の家です。左二つの窓のある所が部屋。中の写真は撮り忘れたので、またそのうちに。10畳くらいの広さかな、床にはシュルダックというキルギスの伝統的な絨毯が敷かれ、なんともいい感じのお部屋でした。天井では、ねずみと猫が毎晩、追いかけっこしてます。笑

My house. My room is left side with the two windows. I forgot to take a photo inside but, on the floor the traditinal Kyrgyz carpet was put and it was lovely.


SAORIジャーマット(組合)の女性たち。工房には、織り機が4台、ミシンが3台ありました。織り機は前任の先輩が日本のSAORI協会に譲ってもらいました。朝、家事を終えた村の女性がここに来て作業にとりかかります。
These womens are the members of SAORI weaving group. At the office, there are 4 looms and some sewing machines.
作る物の長さ、幅に合わせて整経をし、その毛糸を織り機にかけます。今は、首都のバザール(市場)で毛糸、ジッパー、ボタン、などを購入しています。村では、スピンドルがありました。(羊の毛から毛糸を紡ぐ木の道具)そして、手作りの紡ぎ車(機能は普通のと殆ど同じ)もあるので、村の羊から糸を紡いで、それから織れるくらいにまでしたいなぁ、と思いました。
なにせ、羊はいっぱい!
手先の器用な、大人しく控え目なジャーマットのリーダー。手回しミシンでペンケースを縫っています。SAORIの作品は、JICA関係者の中で大人気で注文もきます。今は、Bishkekのお土産屋さんにも置かせてもらっていて、先日も、クリスマスに向けてスカートを作って欲しいとも言われました。少しずつ、キルギスの人たちにも気に入ってもらえるように、頑張ります!

She's the leader of our weaving group, she's sewing the pencase. Now, this hand-made craft are populler among JICA, and we got some order too. Also, we put the craft goods at one shop in Bishkek. Little by little I hope the poelpe in this country buy our SAORI goods.



村の羊を、スピンドルで紡いだ糸です。少しかため、かな。カバンやペンケースならいけると思いました。日本の織り仲間の皆さん、そして先生、村に戻ったら毛糸を送りますので見てみて下さい。フェルティングニードルでフェルトも作れるでしょうか?

This is the wool which village woman weaved with the spindle. Little bit hard but I think I can try to make some bags or pencases with this.

家の裏の作業場です。なんて可愛らし小屋♪ 暖房設備は何もないので、冬はお家の中で作業します。The studio, here we come to weave. I love this small house.
家の裏ですね、左側が作業場。Arkportの家を思い出させる、なんとも牧歌的な風景。
Behind my house, it reminds me the scenery in Arkport, USA.

SAORIジャーマットの女性たち、勢ぞろい。楽しく、作品を一緒に作っていきましょう
With weaving women's group. I want to make alot of crafts with them here in Kyrgyzstan.


帰り道で、前任の先輩と。
一年前に一台のさおり織り機だけで、このジャーマットを一人で立ち上げ、ここまで活動をもっていった先輩は、明るくて、キルギス語ぺらぺらです。
今回、一緒に村へ行って、この先輩のしてきた事の大きさをドンっと感じました。スゴイ、と思いました。
2代目の私にできること、何だろう。やってみたいこと、何だろう。
今は、あまり遠くばかり見ず、足元を見つめなくてはと思います。
キルギス語の研修が明日から始まるし、冬ごもりの為の支度もしなくちゃ。と。
Tomorrow, our language class will be started.
Now, everything seems so big and I don't have any confident that if I could take her place or not.
What can I do? What do I want to do for the women's group? Visiting Alysh village with her, I was just so impressed by her works she has done so far.