2010年3月7日日曜日

今日のアルシュ村 -Today-

日本からはこんな便り。

梅の花が咲いた、六月の陽気、三寒四温、春や冬が行ったり来たり・・。
春の訪れを感じていますね?

アルシュ村は少しずつ雪が溶けてはきているものの、辺り一面「真っ白」
今朝も-8℃まで。 外に干した布に見事にぶら下がる つらら
きょとん と一人えさ箱の中にハマる羊さん
他の羊は、違う小屋の下でせっせとエサ場の取り合いをしているのに
この羊はマイペース。
います、いますこういうの。笑
なぜか、トイレに向かう私と 目が合いました。
遠くに見える作業小屋。五月くらいから、かな。
・・春よ、来い

そして夕方、次回首都に持っていく品物をチェックしたり、商品の完成を皆でチェックしていると
「服屋さんの車がきたよーー!!」と、我が家のわんぱく坊主が叫ぶ。
「え!服屋さんが?♪」
女性達の目がきらきらし、皆そそくさと勤務表に時間を書きこみ、外へ。
「ナルギーザ、行くわよ!」 
学生時代、木曽路を一人旅している時
染色家のK先生に出逢わせてくれた、Kさんの服売りワゴンを思い出す。

山間の小さな村で、あの時は宮ノ越「木曽義仲記念館」のうどん屋。
服を売りに来ていたKさんとお話しした事がきっかけで、ネパールまでの冒険が、そしてこうしてキルギスまでの冒険が始まったなぁ、と服売りの車にとても懐かしい気持ちと、感謝の気持ちが重なった。
そう、ここも山間の小さな村。
町まで行くのも一苦労な村では、こういうのが楽しみです。
「どいて、どいて、 ちょっとー私にも見せてちょうだいよー」
「 買うの、買わないの?
ちょっと、これならあんたの旦那に似合いそうじゃない!」
とおばちゃん達。
私は服よりもとにかく・・寒くて、5分ほど鑑賞し、一人家に速足で帰りました。
そんな、小さな楽しみがあった一日でした ◎