2010年12月7日火曜日

一村一品運動 in Naryn

先週Narynは隣村レーニン村で
jica主催の「一村一品」のついてのセミナーがあり、SAORIジャーマットからも9名が出席しました。
jicaのこのプロジェクトはイシクク州で成功しているものであり、他の色々な国でも様々な地元の特産物や手づくり商品で成功しているものらしい。
少しずつ有名になってきて、TVの取材や、工房への来客にも慣れてきてはいる女性たちでありますが、さすがに舞台の上でマイクを手にするとなると緊張気味。
まずは新人シルドゥスがジャーマットの設立、現在の様子を説明し

次はクンドゥスエジェが、昔の商品の質と今の商品の質の違い、何に気をつけて織っているのか、縫っているのかを説明すると
最後はディナラエジェが、先月のアルシュ祭りの意義について、そして私の任期終了前に毎月一人を首都に連れていき、納品先とのネットワーク作り、バザールでの買い出しの練習・・等、今後のジャーマットに必要となる課題を提示。
ジルドゥスエジェとスンバットは、今日商品を持ってきたことをアナウンス、質疑応答を担当しました。
つまり一村一品とは、地元にある素材を使ってそれをいかに工夫して「商品」にしていくのか。
売る為に、収入を得る為に、どの部分をアレンジし世の中に出していくのか、つまりはそういうプロジェクトなのだと理解しました。 例えば上の写真はただのじゃが芋ちゃん、この写真はそのじゃが芋でフライドポテトを作りラッピングを工夫したらこんなに洒落たじゃが芋に変身しますよーおほほー
という事です。
つまりは、工夫と、面白さと、ファンタジーを加えること、なのではないでしょうか。
生活全てにおいて、これはなくてはならないものっていつも思っています。
例えば、出されたご飯をただ食べるのではなく、日本昔話のエンディングの歌を口ずさみながら食べたらどんなに美味しいことか。
同じ月を見るのでも、まるでE.Tが自転車のかごに乗っかってもしもこの月夜を飛んでいったら、と思うだけで何て夢のある月夜。
固い事を考えるのではない、皆が可能性を感じたことを周りの人にも説得し、協力してもらい、信じたものをカタチにしていくべく働いたら、それでいいのだと。
こちらはナリンが産んだ英雄マクサット!
これまでナリンで活動してきた協力隊員の紹介をプレゼンテーションしてくれました。
大先輩であるMさんは今頃空の人・・大いにDSに時間を費やしていることでしょう、今日、10ヵ月の任務を終えて日本に向かいました。
偉大な先輩の残した業績は大きくて、これからのナリン組の宿題はたくさんです。販売部門でも、SAORI女性たちがオシャレして一生懸命に販売!
なかなかの売上でした。◎まる

そしてお茶の時間に開かれたミニコンサートでは今や有名になってしまった(?)SAORI女性のコーラス「ふるさと」
アルシュ祭りの第一回目に比べると、焦りもなくなり、皆楽しそうに唄えました。
このままコーラスも広げていこうかな・・?
今後、ナリン州にもっと多くの隊員を送るというjicaの方針。
とにかく、地元の人々にとって本当に意味のある、そんな活動を、私を含め真摯に取り組んでいけたらと思うばかりです。 こころざしをはたして~
いつの日にか帰らん~ 山は青きふるさと 水は清きふるさと~