タローに四匹の子供が誕生してからこの一カ月、そのうちの二つの小さい命はこの世で生きてゆくだけの充分な力が足りず、一つは誕生間もなく、もう一つは四月に入ってすぐに空へ飛んでいったのでした。 子供の死を受け入れられずタローは冷たく固くなった子供の顔をずーとぺろぺろと舐めていました。二匹目が死んでしまった日の夜は、どこからか子ヤギの死体を運んできてそっと、自分の体に寄せて寝ているのです。 タローの、我が子に対する深い愛情と悲しみを見た気がしました。
残りの二匹には、雄「りき」、雌「はな」と名付け、二匹ともすくすく熊の子のように大きく育ってきました。今日の夕方まではなちゃんは、ちょこちょこ、ぽてぽて玄関の周りを飛び回っていました。
そしてPM7:00、いよいよはなちゃんの巣立ちの瞬間。近所の男の子が迎えに来たのです。そんな瞬間を察したのか今日は仕事を終えてからしばらーく、はなと遊んでいた私。
いっちょまえにワンワン!!と吠えたりする。 さすが大型犬タローの娘だけあって、腕も足も肉球も太い。
愛らしい、まんまる、真っ白なはなちゃん。
新しい家族に大事にしてもらうのよー。たまには遊びに来てね。
さて、我が家の水道も春・夏使用、ペチカ(暖炉)のある部屋から玄関先に引っ越ししました。
この水道もちなみにうちのhostfatherの手づくり。上からバケツ一杯の水を入れ→下の小さい扉を開けると更にバケツ。とってもシンプルな仕組みでしょう
お茶を飲んだりご飯を食べたりの部屋も、冬と夏と別の部屋。
この模様替えを機に、いよいよ本格的な春の訪れを感じたそんな一日でした。
日本の大震災からも今日でちょうど一カ月がたちました。
まだまだ余震の続く日々だとニュースで聞きました。ここにいて私には日々の仕事を頑張るほか何もできないけど、それでも今日も明日も一生懸命頑張ります。
日本の皆さんも、体を壊さずこの正念場をのりきって下さい。必ず良い方向に向かうと信じます。