2011年5月28日土曜日

5月25日、卒業式in Kyrgyzstan

5.25はキルギス国内で卒業式。1年生から11年生までの学校で、最高学年11年生の卒業式です。
アルシュ村の学校も今年は7人が卒業。

前日に首都から帰ってきたばかりの私でしたが、とにかく卒業生の歌の伴奏を頼まれていたので、翌日は11時から夜の8過ぎまで学校で明日の準備!
歌の楽譜は何もなし、生徒が歌う歌を携帯に録音し、それを楽譜に書き出し伴奏をつけます。
その作業を計5曲、終わる頃には目が音符になるかと思うほどでした。
(上下・こちらの子たちは何故かこんな風に抱きついて撮影するのが好きです)
この子はアルトゥンベック(アルトゥン=金、ベック=太郎)・・金太郎君です。
とても男前、音楽の授業も一番のみこみが早く、この準備の日も、卒業式当日も本当によく手伝ってくれました。有難う金太郎!夜、卒業式前日の帰り道。自分の中学・高校時代を思い出します。
遅くまで学園祭の準備や部活に明け暮れた日々‐。


●卒業式当日●

全校生徒102名の小さな村の学校です。

皆、卒業生を送り出す為にきちんと正装しています。 ピアノに合わせて人前で唄った事のない子供たちは、テンポがばらばら 笑

それでも なんとか、唄い切りました!日本でいう「仰げば尊し」から「大地賛讃」といった感じでしょうか。 在校生たちは庭から摘んできた花々を卒業生に。


キルギス語で卒業式は「アクルク・コンゴル=最後の鐘」と言います。


卒業する男子生徒が、今年入学してきた一年生の女の子を抱っこして、体育館内を回ります。その女の子は手に鐘をリンリンと鳴らしながら。なんだかとても微笑ましい光景でした。 音楽の授業ももっと早くから始めたら良かったな、と思いました。学校での時間を生徒たちともっと過ごしたかったな、と。


学校の校長先生からは、私もこんな賞状を頂きました。

アルシュ村の大切なボランティアという意味。まさかこんなのを頂けると思いもせずキーボードに座っていたら突然のプレゼント!有難いです。感謝。


小さな学校を卒業した7人はどんな道を歩んでいくのでしょうか。


彼らの未来に乾杯。