先週、お昼休憩に家に戻ると近所のおじさんが
「今からブグ(トナカイ)を見に行くから支度しろ!」と。笑
隣の、隣のカリニン村にトナカイ公園があることは知っていましたが実際に行ってみると、なんとものどかな場所でした。お祭りを終えて、ゆっくりお茶を飲んで、空を眺めたり、川の音を聞いたり、そんな時間に心癒されたのでした。
生まれて始めてみたのかなートナカイ!
そして夕方は、家に帰ると女性達がシュルダックを作っていました。
長い冬がきたらこうして外での作業は全くできなくなります。
初秋の今が、作り時!
夏の毛刈りを終えた羊の毛、大量なその羊毛をゴミ取り、洗い、すだれの中に入れて丸め、まずは男性が蹴って固めます。その後、お湯をかけつつこうして女性が四人がかりで、1,2,3と声をかけつつさらに固めていくのです。
ふふふ。私も挑戦
でもなかなかハードな運動!笑
日本ではフェルト製品はとても高いのです、なぜってやはり羊毛が少ないから。キルギスでは、充分すぎる羊に囲まれての生活なので、フェルト作りも日常の中にありました。
ほかほかフェルトの出来上がり。この丸まった淵の部分からも最後に熱湯をかけ、固めます。凝縮された、密度の濃いフェルトが良いとされるのです。
こんなに大きく長いチー(=すだれ)
天日干しされた巨大キース(=フェルト)
ちなみにこれは、我が家のグルジャズの嫁入り道具として持たせるための準備だそうです。
チチチチー!!納屋では秋を前にひよこが四羽誕生しました。
お祭りで売られるような、イラストのような黄色いひよこ! ぴよぴよ(・2・)
そして今日、9月1日は村の学校の入学式に行って来ました。
高い高い秋の空に思わず、足がとまります。
今年の新一年生は五人。疲れ知らずの、わんぱく、可愛らしい一年生。
私の大好きなアルシュ村。
明日から4日間、再びSAORIの女性と一緒に首都へ。
おやすみなさい